とてもテクニカルなキャリーなので、時に過多にも感じる細かくハネるタンギング。追う気をを失くさせるような滑らかなスピードと圧倒的オリジナリティ。など自分には少し苦手な部分もあった。
しかし。
キャリーの遺作となるこのアルバム。病気で1か月入院して退院後すぐに行われたというレコーディングライブ。座って演っているぐらいだから体調もベストではなかったのだろう。でもそれが個人的には吉となった。苦手だったノリノリのハリキリ感がかなり薄れているのだ。ちょうどいい加減の塩梅。
このアルバムを機にして数年、机まわりがキャリー・ベルの写真ばかりになるほどハマった。
が、亡くなった。あともう少し作品を残して欲しかった、、
、、マリンバンドハーモニカのケースの裏に書かれたキャリーのサインを友人からのアメリカ土産でもらった事がある。友人が本人に直接頼んで書いてもらったらしい。
これは間接的にキャリーにつながった良い思い出になっている。
続く