生演奏鑑賞に対してさほど積極的に攻めたりする方ではないが、それでもそこそこの場数の経験はある。
しかし生来血が沸きにくい体質なのか、その経験に感動した経験はほぼない。
生レイ・チャールズをみても、生スティービー・ワンダーをみても何も起動しなかった。
しかしジェームス・コットンに至近距離まで接近した時は心が確かな感覚で揺れた。
「サニー・ボーイIIを探す為にわずか7歳で家出した男・・」
この伝説が頭の中を瞬間で横切る。生きる伝説が眼前を通り過ぎようとしている。
衝動的に握手を自分から求めた行動は初体験だった。
優しそうな大きな手に感動した。
SHAKE HANDSはキザだと普段は思っているのに、、
サニー・ボーイⅡの名曲がタイトルのこのアルバム。キザとは真逆の粋な拵えになっている
続く